人民元と香港ドル

人民元と香港ドル@

中国の人民元と香港ドルを比べた場合には、
香港ドルの方が割安といえます。

 

人民元と香港ドルは、これまではドルペッグ制※でした。

 

これは、米国を最大の貿易相手にしているので、
為替変動で大きな損失を被りたくないという考えからです。

人民元と香港ドルA

そして、為替差損を被らないためには、
米ドルに対して、常に一定の為替レートを維持させるべく、
介入により調整を続ける必要がありました。

 

しかしながら、中国の人民元については、
近年ドルペッグ制の影響により、
実力以上に人民元安になっているのではないか
という批判が高まり、自由化に向けて動き出したのです。

 

その結果、人民元についてはドルペッグ制が廃止され、
いまは一定のレンジ相場のなかで人民元高が続いています。

 

一方、香港ドルはいまだドルペッグ制を採用し続けています。

 

よって、現状では、
中国の人民元と香港ドルを比べた場合には、
香港ドルの方が割安と判断されるのです。

 

※自国通貨を米ドルに対して固定させることです。

ドルペッグ制とは?

ドルペッグ制というのは、基軸通貨である米ドルに
自国通貨を連動させる制度のことをいいます。

 

ドルペッグ制を採用することにより、
経済基盤の不安定な国は、
自国の通貨の乱高下によって発生する為替差損を
少なくすることができます。

 

また、ドルペッグ制を採用している国では、
米ドルと自国通貨を連動させるために、
為替市場で介入し、
米ドルと一定の水準で固定させています。

 

ちなみに、日本円やユーロなどは、
変動相場制を採用しているので、
米ドルなどの通貨に対しては、
需給バランスにより為替レートが変動しています。

 

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