金(ゴールド)は無国籍通貨?/アフガニスタン侵攻と金価格の急騰...

中央銀行の買値に金価格が近づいていく理由は?@

金(ゴールド)というのは、
よく「無国籍通貨」であるといわれます。

 

誰の信用にも基づかない
実物資産の金(ゴールド)を保有しておけば、
次に別の通貨に替えるときもスムーズにいきます。

中央銀行の買値に金価格が近づいていく理由は?A

もちろん、金現物を保有したまま
何十年と保管しておいても、
形も価値も薄れることはありません。

 

また、中央銀行はファンドではありませんので、
値上がり益を狙って売買を繰り返したり、
配当の原資にするために
一部を売却することもありません。

 

中央銀行の姿勢は長期保有なので、
購入した金(ゴールド)は、
金庫の奥深くに眠り続けることになるのです。

 

つまり、中央銀行に存在する金(ゴールド)は、
実在するのに存在しないのと同様になるのです。

 

このことは、
需給を引き締め、心理的効果も働きます。

 

ちなみに、前述の例でいえば、
「インドの中央銀行が1045ドルで購入したのだから、
そこまで金価格が下落したら買いだな」
と誰かが言い始めれば、

 

そこまで値下がりして1045ドル水準まで近づいていき、
そこで買いが入るようになるのです。

 

【スポンサーリンク】

アフガニスタン侵攻と金価格の急騰

アフガニスタン侵攻というのは、
1979年に旧ソビエト連邦が
「アフガニスタンの政権支援」
を目的に行った軍事介入のことをいいます。

 

当時のアフガニスタン政府というのは、
共産主義を標榜しながら、
内部では権力闘争を繰り返しており、

 

1979年に大統領に就任したアミンは、
親ソ連派を粛清し、
アメリカやイスラム勢力に接近しつつありました。

 

ソ連はこれに危機感を抱き、
旧政権との間で締結した条約に基づいて
軍事介入を行ったのです。

 

このとき米ソの関係が緊張したことにより、
金価格は急騰しました。

 

なお、当時はイラン革命や第2次石油ショック、
その後のイラン・イラク戦争といった出来事が
並行して起きており、
世界中で有事がリスクとして認識されていました。

 

【スポンサーリンク】