2009年の金価格急騰はヘッジファンドが原因?/政府系投資ファンド(SWF)とは?

ヘッジファンドの投資手法に変化が見られる?@

2009年の金価格急騰の大きな要因の1つとして、
年始から3月末にかけての
ヘッジファンドなど大口投資家の
資金流入があったといわれています。

 

具体的には、ポールソン・アンド・カンパニーを筆頭とする
大手ヘッジファンドのような投機資金によるものです。

ヘッジファンドの投資手法に変化が見られる?A

とはいえ、これらの大口投資家は、
かつてのように巨額の資金を一気に投入して、
短期間で利益を上げて引き上げていく
という動きは見せませんでした。

 

実際、これらの大口投資家は、
先物市場ではなく、
大手金鉱株の大株主になったり、

 

金ETF(上場投資信託)や
金鉱株ETFの大量取得によって、
幅広く総合的な
金(ゴールド)関連のポジションを作り上げていました。

 

こうした投資手法は、
長期とはいえなくとも、中期的スタンスで
金市場に参入していると解釈できそうです。

 

また、一般的には
「投機資金」
とひとくくりにされている資金の中でも、
質的な変化が起こっているようです。

 

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ヘッジファンドが金投資を中期的スタンスで行う理由は?

ヘッジファンドが
中期的に金市場と向き合っているということは、
今後数年間は、まだまだ金価格に
上昇の余地があると判断しているからにほかなりません。

 

実際、前述したポールソン・アンド・カンパニーに続いて、
多くのヘッジファンドや
旧投資系銀行系の自己運用資金(ディーリング)が参入しており、
金市場の買い圧力は高まっています。

政府系投資ファンド(SWF)とはどのようなものですか?

政府系投資ファンド(SWF)というのは、
「政府系ファンド」「ソブリン・ウェルス・ファンド」
とも呼ばれますが、
これは政府が出資している投資ファンドのことをいいます。

 

具体的には、次のようなものが著名です。

 

■石油などの資源を輸出して得た資金を原資にするもの
・アブダビ投資庁、サウジアラビア通貨庁...など

 

■外貨準備を原資とするもの
・シンガポール政府投資公社、中国投資有限責任公司...など

 

また、SWFは、主として
先進国の株式や不動産に投資していて、
サブプライムローン問題で資本の毀損に苦しんでいる
欧米の金融機関に多額の出資をしたことでも知られます。

 

とはいえ、外国政府の支配下にある
ファンドによる出資や買収については、
政治的な意図があるのではないかと懸念する声も少なくなく、

 

特に国家の重要な戦略や
安全保障にからむ分野に関する案件では、
常に大きな議論の対象となっています。

 

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