テーベの小箱はプラチナ?/インカ帝国にもプラチナ...

人類がプラチナを使用し始めたのはいつ頃?@

古代エジプト人は、
金(ゴールド)だけでなく
プラチナの装身具も作っていたと言われていますが、

 

プラチナが、人類に利用され始めたのは、
紀元前1200年頃だとされています。

人類がプラチナを使用し始めたのはいつ頃?A

ただし、
金(ゴールド)よりも扱いにくいと言われるプラチナを、
古代エジプト人が、どのように加工したのかについては、
現在でも謎に包まれています。

インカ帝国にもプラチナはあった?

南米のインカ帝国でも、
プラチナは装飾品として利用されていました。

 

その始まりは、
紀元前100年頃のことと言われています。

 

その後、10世紀頃には、
純度80%以上もある
プラチナのアクセサリーが作られていましたので、

 

原住民のインディオには、
当時からすでに、
高度なプラチナの精錬技術があったことがわかります。

 

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テーベの小箱はプラチナだった?

「テーベの小箱」と呼ばれる物入れは、
現存する最古のプラチナ製品です。

 

これは、紀元前700年頃、
第25王朝のテーベ王の娘で、神官であった
シュペヌペット1世の墓から出土したものです。

 

このテーベの小箱は、
プラチナ製品であるといっても、

 

箱そのものは、金と銀で作られており、
その表面に線を彫ってプラチナを埋め込んだ
象嵌(象眼)細工で、
シュペヌペット1世の伝記が綴ってあります。

 

ちなみに、テーベの小箱は、
パリのルーブル美術館で見ることができます。

プラチナのメリット・デメリット

プラチナという金属は、
扱いにくいということもあって、1700年の半ばまでは
科学的に認められていない物質でした。

 

というのは、金属を加工するときには、
溶かして鋳造しなければならないわけですが、
プラチナは、
1770℃にならないと溶けない金属だったからです。

 

実際、銀の融点は961℃、金の融点は1064℃、
鉄の融点は1536℃ですから、
プラチナはかなり高いといえそうです。

 

なので、なかなか溶かすことのできないプラチナは、
長い間邪魔な金属として扱われてきたのです。

 

また、プラチナは、酸やアルカリに対して強く、
錆びたり変質したりすることもほとんどありません。

 

つまり、プラチナのメリットとしての
高温にも薬品にも強いという点は、
反面、
加工しにくいというデメリットでもあったといえそうです。

 

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