パラジウムETFの価格と日本の景気の関係は?

今後のパラジウム価格の見通しは?@

ロシアの供給不足を補うとすると、
考えられるのは南アフリカしかありませんが、

 

金ETFのところでも述べたように、
南アフリカの設備は老朽化していますので、
すでに産出量を増やすことは困難といえます。

今後のパラジウム価格の見通しは?A

つまり、自動車触媒の需要が増えたとしても、
それに応じて供給量が増えることは考えにくいですから、
需要が供給を上回れば
価格は上昇していくことになります。

 

よって、パラジウムの供給側に注目しますと、
リーマンショックのような大事件でも起きない限りは、
パラジウムの価格は、
上昇していくと判断してよいのかもしれません。

 

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パラジウムETFの価格と日本の景気の関係は?

パラジウムは他の貴金属商品ETFと同じで、
日本の景気とは「正の相関関係」にあるといえます。

 

特にパラジウムは
自動車触媒としての需要が大きいことから、
よりいっそう景気の動向を敏感に反映します。

 

つまり、景気が良ければ、
パラジウムETFの価格も上昇し、
景気が悪くなれば、
パラジウムETFの価格も下落するということです。

 

こうした関係があらかじめわかっていれば、
パラジウムETFは、
非常にわかりやすい金融商品といえるのかもしれません。

どのような要因がパラジウムの価格に影響を与えるの?

パラジウムの供給と需要関係に焦点をあてて考えますと、
パラジウム、パラジウムETFの価格を大きく左右する要因としては、
次の4つのことがあげられます。

 

■ロシア政府の動き
・ロシアはパラジウムの50%強を産出している国ですから、パラジウムの価格形成を一手に握っているといっても過言ではありません。

 

・ロシアの生産・政府放出量について事前にアナウンスされることはありませんので、細かいニュースにも注視する必要があります。

 

・時折、ロシアの鉱山会社ノリリスクの幹部のコメントが発表されます。

 

■南アフリカの動き
・南アフリカについては、設備・施設の老朽化、度重なる大停電、労働者のストライキなど、パラジウムの減産につながるニュースはチェックしておきたいところです。

 

■日本の景気回復
・電子・電気用材料としての需要の増大も、自動車触媒としての需要の増大も、日本の景気回復が不可欠であり、日本の景気が回復すれば、パラジウムの需要は急速に増えると予想できます。

 

■中国の環境規制の動き
・現在の中国は経済成長優先のようにも見えますが、環境問題への対応は意外に早そうです。

 

・中国は戦略国家ですから、自動車に対する環境規制を実行することになれば、その数年前から資源の囲い込みを始めるのは確実です。

 

・パラジウムは中国では生産できませんので、価格の安いうちに買い占めに動く可能性もありますから、注意が必要です。

 

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