投資収支とは?

直接投資とは?@

直接投資というのは、日本企業が海外で
事業を展開する目的として行う投資のことをいいます。

 

例えば、日本企業が海外に工場を建設するために、
土地を購入したり、工場を建設したり、
機械を購入したりといった投資が直接投資に該当します。

直接投資とは?A

また、海外支店を開設する場合でも、事務所の確保や
機器類購入のための資金が必要になります。

 

その資金を日本から外国へ送金すれば、
資本収支上ではマイナス項目として計上されます。

 

反対に、海外の金融機関などが日本に支店を開設したり、
外国のメーカーが日本に工場を建設したりする場合には、
必要な資金が日本に入ってきます。

 

なので、資本収支上はプラス項目に計上されます。

外国企業への経営参加も直接投資?

日本企業が外国企業の経営に参加することを目的に、
その企業の発行済み株式10%以上を購入する場合も
直接投資として分類されます。

 

ちなみに、直接投資金額は、
日本から外国への方が多いので、
国際収支統計上の直接投資は赤字が続いています。

 

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証券投資とは?

証券投資というのは、
投資収支を構成する要素の1つです。

 

これは、株式や債券などに投資して、
インカムゲイン(配当金や利息)、
キャピタルゲイン(値上がり益)を狙って行う投資のことです。

 

保険会社や投資信託のような機関投資家は、
投資家から預ったお金を株式や債券などの
有価証券に投資していますが、

 

このときに、分散投資という側面から、
国内市場だけではなく、
海外の証券市場でも運用しています。

 

このように、外国の証券に投資する場合は、
日本からお金が出ていきますので、
資本収支上はマイナスになります。

 

反対に、外国人買いといわれるような、
海外の機関投資家による
日本の証券(株式・債券等)への投資は、
資本収支上はプラスになります。

 

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証券投資の収支状況は?

証券投資の収支状況というのは、
その年によってさまざまです。

 

というのは、その時々の株価や債券価格に対する
上昇期待や下落期待によって、
資金が国際間ですばやく移動するからです。

証券投資と直接投資の違いは?

直接投資の場合は、一度投資すると
資金を引き上げるのは簡単にはいきません。

 

しかしながら、証券投資の場合、
すなわち株式や債券であれば、
市場で売買がすぐにできますので、
資金の出入りが迅速かつ大規模に起こります。

国際収支統計のその他投資とは?

直接投資、証券投資、外貨準備高増減以外の
金融取引は、国際収支統計では
その他投資として資本収支に分類されます。

 

ちなみに、その他投資の主なものは、
預金と借入金ですが、

 

これは、海外の銀行に預金すれば
資本収支上はマイナスになり、
海外からお金を借りればプラスになります。

 

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